牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
-
ホームページ
戻る
25-12-10 05:30
|
さくらとのセックスは、まったく形を変えてしまった。あの和也がウチに来た夜以来、さくらとのセックスはほとんど毎日になった。でも、一度も僕は挿入を許されていない。今日も、さくらはエッチな下着姿で僕のペニスをしごいてくれているが、僕が責めようとするとダメと言って触らせてもくれない。 「気持ちいい? さくらは、興奮した顔で聞いてくる。もちろん、さくらの柔らかい手で握られているだけでも気持ちいい。でも、挿入させて欲しいと懇願した。もう、3ヶ月も挿入出来ていない。アナルでもいいから入れさせて欲しい……そう言っているのに、決して許してくれない。 「ダメ。そら君に情が戻っちゃうもん。和也と、もっとラブラブになって欲しいでしょ? それがそら君の希望だもんね」 さくらは、イタズラっぽく微笑む。すると、さくらが立ち上がって脚を軽く拡げ始めた。すぐに膣からあふれ出る精液……生臭い臭いが広がり、むせかえりそうだ。さくらは、落ちていく精液を手の平で受け止めると、 「2回分だよ。今日は、この下着のおかげで、和也張り切ってくれたの」 そんなことを言いながら、とめどなく溢れる精液を手の平に受け止め続けている。2回分……とは思えないくらいの量が、さくらの手の平には溜まっている。今さらだが、避妊のことを聞いてしまった。 「大丈夫だよ。今日は、ほとんど平気。でも、そろそろ赤ちゃん欲しいね……そら君は、どう思う?」 さくらが、優しい顔で聞いてくる。まるで、母性が刺激されているような表情だ。でも、挿入を許されていない僕にとっては、それは和也との子作りをしたいと言っているように聞こえてしまう。それを伝えると、 「そうだね。でも、そら君はどう思ってるの? 私が和也くんの赤ちゃん身籠もったら、興奮しちゃう?」 と、とんでもないことを聞いてくる。慌てて興奮なんてしないと伝えたが、さくらは妖艶に微笑みながら僕のペニスを握ってきた。ゾクッとする笑顔だ。でも、彼女の手の平は和也の精液でドロドロになっている。そんな手で握られて、思わず身をよじる。でも、さくらはそのまましごき始めた。 精液がまとわりついてくるが、それがローション代わりになって気持ちいい。このプレイも、ほぼ毎回されるようになってしまった。さくらは、興奮しきった顔でしごき続けている。 「カチカチ。和也の精液、そんなに気持ちいい? 興奮しちゃう?」 さくらは、楽しそうに聞いてくる。僕は、素直に興奮してしまうことを伝えた。 「ゴメンね、いっぱいイカされたよ。最近、前よりも気持ちよくなった。好きって気持ちが、快感を増すんだね。気持ちよくさせられると、もっともっと好きになる……それで、もっと気持ちよくなるの」 さくらは、不安になるようなことばかりを言ってくる。思わず、僕とどっちが好きなの? と聞いてしまった。こんな事を聞くこと自体、もう敗北しているようなものだ。 「そら君だよ。まだ、ギリそら君」 ドキッとすることを言う彼女……以前は、そんな言い方をしなかった。僕のことが好きで、僕が好きだからこそ嫉妬させたい……そんな言い方だった。でも、今の言い方は、僕のことなんか気にしていないように聞こえてしまう。 「もっと固くなったよ。本当に興奮するんだね。変なの」 さくらは、不思議そうな顔だ。でも、手コキはどんどん早くなり、僕を射精させようとしている。やっぱり、このまま手でイカされてしまうのだろうか? そんな寂しさを感じる。でも、さくらは僕のペニスをくわえてきた。舌が絡みつき、さらに快感が増す。 さくらは、僕のペニスに付着した精液を舐め取るようにフェラチオをしている。そして、舐め取った精液はそのまま飲み干している。その行為を見て、思わず美味しい? と聞いてしまった。 「うん。美味しい。すごく美味しいよ。イキそう……和也のこと思い出して、イキそうなの」 信じられないくらいにとろけた顔で応える彼女……。そして、ブルッと身体を小さく震わせた。 「イッちゃった……和也のこと思いだしただけでイッちゃった」 さくらは、牝の顔で言う。イタズラっぽい笑みを浮かべているが、発情した牝そのものの表情をしている。僕は、思わず彼女を抱きしめてキスをした。和也の精液の生臭い味と臭い……でも、かまわずに舌をねじ込んでキスをする。さくらは、一瞬だけ驚いた顔を見せたが、そのまま舌を絡め始めた。 酷いキスだ……最低最悪のキスだ。それなのに、僕は舌を絡めながら射精してしまった……。握った手の平の中で暴発したペニスに、さくらはキョトンとしている。キスをしている時は、しごく動きは止まっていた。それなのに、僕はうめきながら大量の精液を放出してしまっている。 「興奮しすぎだよ~。せっかく、飲んであげようかと思ったのに」 さくらは、からかうように言う。僕は、ゴメンというのがやっとだ。 「良いよ。でも、そろそろ見たいんじゃない? また和也と私がエッチするの、見てみたいんじゃない?」 さくらは、楽しげに聞いてくる。僕は、弱々しくうなずく。もう、すっかりとさくらにコントロールされてしまっている。結局、僕はさくらが以前から和也とセックスしていたことを、怒ることも出来なかった。さくらは、申し開きをする事もなく、ごく当たり前のことのように扱っている。 「じゃあ、決まりだね。和也と、してみたいことがあるんだ。そら君にも、見て貰いたいって思ってたから……見せるね」 さくらは、少し不安そうな顔を見せる。いつにない態度に、不安な気持ちが膨らむ。どんなことなのかと聞いても、はぐらかして教えてくれない。でも、僕のことを感情のこもった顔で見つめながら、 「そら君、愛してる」 と言ってくれた。この状況での言葉でも、心から嬉しいと思ってしまった……。 週末になると、予定通り和也が家に来た。僕は、すでにクローゼットの中に隠れて二人を待っている。準備があるとかで、さくらは30分以上前に寝室を出て行った。僕は、クローゼットの中で待ちながら、何をするつもりなんだろう? と、ドキドキしていた。 すると、部屋に入ってきた二人。さくらの姿を見て、ドキッとしてしまった。ウェディングドレスを着たさくら……僕との結婚式の時に着たドレスだ。あの時、レンタルか買うか迷ったが、結局買うことにした。そして、式が終わって真空パックみたいな感じにして保管していたはずだ。 ウェディングドレスを着たさくらは、すごく綺麗に見える。そして、そんな姿のさくらを見て、激しく動揺してしまう。あの時、さくらと永遠の愛を誓った。そんなさくらに、とんでもないことをさせている……。 「マジで可愛い。なんか、ウェディングドレスフェチになりそうだよ」 和也は、興奮した声だ。彼は、タキシードを着たりしているわけではなく、ごく普通のいつも通りの姿だ。 「興奮してるね。エッチな格好じゃないのに、そんなに興奮しちゃう?」 さくらは、声がうわずっている。間違いなく、強い興奮を感じているようだ。 「うん。メチャクチャ興奮する」 そう言って、和也はさくらを抱きしめてキスを始めた。嬉しそうにキスをする二人……ウェディングドレスを着たまま、舌を絡める濃厚なキスをしてしまっている。結婚式の時は、舌を絡めるキスなんてしない。二人は、興奮した雰囲気で舌を絡めるキスを続けている。清楚の究極のような姿をしているのに、さくらは発情した牝の顔に変わってしまった。 さくらは、キスをしながら和也のズボンを脱がせていく。そのままパンツも脱がせると、いきり立ったペニスをしごき始めた。ウェディングドレスを着た花嫁が、絶対にしないような行為だ。 「ヤバい……メチャクチャドキドキする」 和也は、そんなことを言いながらさくらの頭を優しく撫でる。 「フフ、いつもより固くなってる。そんなに興奮しちゃうんだ」 そんなことを言いながら、フェラチオを始めるさくら……強烈な光景だ。清楚な姿なのに、さくらは卑猥に舌を使っている。上目遣いで和也のことを見つめながら、挑発するように舌を使っている。 「さくら、気持ちいいよ。愛してる」 和也は、そんな言葉を口にする。すっかりと、さくらに本気になっているような態度だ。 「フフ、今日からは夫婦だもんね。愛してる」 「指輪、本当にずっとするの? アイツの指輪は?」 「ちゃんとしまっておくよ」 「アイツに、気がつかれない?」 「大丈夫。同じようなデザインだし。それに、私の指輪なんて見もしないよ」 「そっか。でも、嬉しいよ。妊娠もして欲しいな」 「新婚初夜に、授かったら素敵だね」 すっかりと二人の世界に入ってしまっている。さくらは、感情を込めてフェラチオを続けている。幸せそうな顔……二人は、指輪を交換して結婚式をしたみたいだ。もちろん、本当に籍を入れたりと言うことではないはずだが、それでも強い衝撃を受けてしまう。何よりも、指輪を交換されてしまった。いくらなんでも、やり過ぎだと思ってしまう。 「ヤバい、出そう。ねぇ、もう入れても良いかな?」 和也は、余裕のない声を漏らす。相当興奮しているようだ。 「うん。このままして欲しい……後ろからして」 さくらは、うわずった声で言いながらベッドに両手を付いて立ちバックの体勢になる。そして、スカートをまくり上げてお尻を出した。ドキッとする姿だ。ウェディングドレスをまくり上げ、お尻をさらけ出す……清楚と淫靡が入り混じったような光景だ。
|
Copyright © ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)All rights reserved.
コメント